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亭号
退魔師は自分の名前の他に、「亭号」と呼ばれる通り名を持つ。
通常は退魔師免許を発行する際に決める場合が多い。
亭号は自分で考えたり、師匠につけてもらうのが一般的である。
申請すれば2年に1回限り変更が可能である。
中でも古くから退魔師の間で受け継がれてきた亭号を「伝統亭号」といい、優秀な功績を残して実力を認められたり、伝統亭号を襲名している者から直接受け継いだりすることで襲名が可能となる。
つまり伝統亭号は実力と権威の象徴であり、主に一級や特級退魔師などが襲名していることが多い。
伝統亭号は、源氏物語の54帖のうち、最初の「桐壺」と最後の「夢浮橋」を除いた52帖から引用されている。
これは当時の退魔師の中で「源氏香」と呼ばれる組香が流行していたからだと考えられている。

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